Tableau DATA Saberとは
Tableauユーザーが有志で運営する認定制度になります。Data Saberの定義は「データを通して世界を理解し、それを人に正しく伝える努力を怠らず、人の心を動かし、行動を促す。これがDATA Saberである。」と公式サイトに記載されています。
勘と経験で判断してしまっていることがビジネス上あったりしますが、そこにデータによる根拠を付け加えることで説得力が増したり、判断の間違いが減ります。そういったことが当たり前になる文化を根付かせることができる人材を育てる認定制度になっています。もちろんTableauの技術的なところも学べますが、どんなBIツールでも役立つ知識や文化を根付かせるためのTipsのような万人に役立つビジネススキルが学べます。そして、この認定制度の一番嬉しいところは無料ということです。無料でこれだけの内容を学べるコンテンツは数少ないと思うので、かなりお勧めします。
認定を取得するためのステップ
認定を取得するためのステップは下記のようになっています。
①師匠を探す
会社内で探すのが一番楽ですが、見つからないようであればTwitterやイベントで探すのがいいと思います。
②公式サイトでAPPLYする
APPLYしてから3ヶ月間でミッションを達成し認定を取得する必要があります。
③-1 技術力問題を満点合格する
全部で10個テストがあり、全てに満点合格する必要があります。1日1回しかテストを受けられないので、早めに受け始めることをおすすめします。
問題としてはTableauのダッシュボードを作る問題から文化を根付かせるためのTipsのような問題まで幅広く出題されます。レベルが高い問題もありますが、しっかりトレーニング教材のyoutubeを見て復習をすれば解ける問題になっています。
③-2 コミュニティ活動を通じたポイントの獲得
③-1と並行して、パブリックと組織内での活動でそれぞれ20pt以上合計50ptを獲得する必要があります。具体的に下記のような活動で、ptを獲得することができます。(あくまで一例になります。詳細は公式サイトをご確認ください。)
パブリック
- Tableau PublicへのViz投稿
- Tableau Community Forumsでの質問回答
組織内
- イベント開催
- Viz共有
- オンラインコミュニティ運営
私は主にTableau PublicへのViz投稿とイベント開催やオンラインコミュニティ運営でポイントを獲得しました。
④師匠との対話
③を全てクリアすると最後に師匠との最後の試練があります。こちらについては内容が非公表のため、伏せておきます。ただ、師匠と予定を合わせる必要があるのと不合格になると再度試練を受け直す必要があるため、3ヵ月のうち最後の2週間くらいはこの期間に用意しておいた方がいいと思います。
感想とまとめ
自分は2021年5月にDATA Saberになることができました。
認定された後の感想は、下記になります。
- 認定の勉強を通じて、データドリブンな文化を根付かせることの重要性とその方法論を学ことができた。また、コミュニティ活動を通じてその一端を実践することができた。
- 土日や仕事終わりの時間を勉強時間に充てる必要があり、結構大変だった。
- 社内で本業の片手間にTableau Cloudの管理をしていることとData Saberになったことで、Tableauの人とに認知してもらえるようになった。
ぜひ皆さんもお時間を3ヶ月間用意して、認定プログラムに挑戦してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。