Google Cloud Professional Data Engineerを更新した時のお話

GCP

読むにあたっての注意事項

2024年1月30日から日本語試験の出題範囲が変更になっています。この記事は出題範囲が変更する前に受験した内容になります。出題内容は参考にならないかもしれませんが、資格更新自体の参考になると思うので、よければ読んでみてください。

Google Cloud Professional Data Engineerとは

Google Cloud Professional Data Engineer はGoogleが認定している資格で、公式サイトには下記のように書かれています。

Data Engineer は、データを収集、変換、公開することで、データに基づく意思決定を支援します。Data Engineer には、セキュリティとコンプライアンス、スケーラビリティと効率性、信頼性と忠実性、柔軟性とポータビリティに特に重点を置いて、データ処理システムの設計、構築、運用化、保護、モニタリングを行う能力が必要です。また、既存の機械学習モデルの活用、デプロイ、継続的なトレーニングができなければなりません。

Professional Data Engineer 試験では、以下に関する能力が評価されます。

  • データ処理システムの設計
  • 機械学習モデルの運用化
  • ソリューションの品質の確保
  • データ処理システムの構築と運用化
Professional Data Engineer 認定資格

データエンジニアリングの分野をメインにしつつ、機械学習モデルの運用やセキュリティといった分野を幅広く問われる資格になっています。
SQLやスクリプト、管理画面の操作方法といった問題よりも
・どのシチュエーションでどのサービスを組み合わせるといいか
・どのサービスをどの設定で利用すると実現できるか
といった問題が多くなっています。

試験費用は$200で、会場は遠隔監視のもと自宅で受験するかテストセンターで受験するかを選択することができます。

受けようと思ったきっかけ

前回合格してから2年が経ち更新のタイミングきたため、受験することにしました。
前回受験した時と比べるとGCPを触る機会自体はあまり増えていませんでした。ただ、BigQueryとCloud Functionsだけでなく、IAM、Cloud Storage、Cloud Pub/Sub、DataFlowなどを広く業務で触る機会が増えていました。

前回受験した際の記事は下記になるので、興味があれば読んでみてください。

資格の更新にあたって

更新期限の60日前にGoogleから下記のようなメールが届きました。(自分の場合は更新期限の30日前にも日本語で同様のメールが届きました。)

メールには下記のような内容が記載されています。

  • 資格の失効時期が近づいている。
  • 資格が失効する日の60日前から受験することができる。
  • 50%OFFの受験バウチャーを利用できる。

再認定についてはGoogleのホームページにも詳しい記載があるので、ぜひ参考にしてみてください。

バウチャーの取得については次の項で説明します。

バウチャーの取得について

CertMetrics アカウントにログインするとバウチャーを取得できます。ログインをして My Benefitsでバウチャーコードを確認できます。

ただ、ここで注意点があり、自分の場合は試験申込時にこのページに記載されているバウチャーコードで割引を適用しようとしてもエラーが起きてしまいました。そのため、Googleに問い合わせをして日本語のバウチャーを用意してもらいました。問い合わせ先は現在こちらだと思います。(Google認定資格の「クーポンと割引」のページを英語表示にすると問い合わせフォームへのリンクが表示されます。)
次の日に下記のようなメールが届き、バウチャーを受け取ることができました。

自分だけかもしれませんが、申込時にバウチャーコードがうまく適用できない方は試してみてください。

勉強方法

勉強時間は一度受けていたこと業務での利用を通じて習熟度が増していたため、30時間くらいだったかなと思います。

勉強方法は下記の2つを利用して勉強しました。

Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門[業務で使えるデータ基盤構築] [ 下田 倫大 ]
udemy

Google Cloudではじめる実践データエンジニアリング入門

一回目に受験した際に使用したこの本を苦手な範囲だけ再度読み直しておきました。本試験の内容と相性のいい本なので、広く浅く把握したい方にはおすすめの本です。

udemy

udemyはインプット用のトレーニングではなく、問題集を解くのに利用しました。google公式の模擬問題集では問題数が少なく不安だったため、問題集を今回も購入してみました。自分が購入したものはすでになくなってしまっていましたが、「Google Cloud Professional Data Engineer」と検索してもらい、レビュー数が多いものを選んでもらえれば大丈夫だと思います。

試験本番

試験会場はテストセンターで受けました。都内であれば試験会場の選択肢も多く、日程も割と空いてたので、すんなり受験することができました。

試験自体は2時間のうち40分前後で見直しまですることができ、無事に合格することができました。
前回受験した時の記憶は不確かですが、前回と比較して新規にリリースされたサービスや機能の問題もあったと思います。

まとめ

資格を更新して良かったと思います。

  • 勉強したが最近利用していないサービスの知識を復習できた。
  • 資格を維持することで、社内でのプレゼンスを維持できた。(前回合格してからGCPについて頼られる機会が増えました。)



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。